交流戦開催が決定した時、各メディアは「普段みられない好カード『巨人対ダイエー』や『巨人対西武』などは魅力的である。」とコメントしていた。
蓋を開けてみると、一番魅力的であったのは巨人でなく阪神であり、西武でなくロッテであり、ダイエーでなくソフトバンクであったわけで、いろいろな意味で面白い。


同様に、球宴のクライマックスは松坂対巨人打線であると誰もが思っていたが、このままだとクルーンソフトバンク打線が一番の盛り上がりを見せるだろう。


この予測のつかなさが野球の醍醐味であり、クルーンや久保やおかわり君みたいなニューヒーローが毎年必ず誕生してくるってのもこのスポーツの大きな魅力だろう。


有力選手がメジャーに流れてつまんなくなったなどという意見は僕はキライだ。
ダブルカブレラバティスタみたいに外国から助っ人として来る選手たちが、生え抜きとはまた違う面白さを見せてくれているではないか。


僕たちの姿勢にも問題はあるのだ。
みんな本当に野球が好きだってんなら、下らない文句をいってないでもっと愛をつぎ込むべきだ。


上に挑む選手たちを、戦犯にしてはいけないと思う。サッカーやバレーや他のスポーツのせいにしてはいけないと思う。


もっと楽しもう。もっと好きになろう。
真の野球好きを自称する僕たちにとっては、こんなことはとるにたらない責務であるはずだ。