人生初の選挙に行ったあと、ふと思い立ってキノコ狩りに行くことにした。
例年スタートが遅れるので今年は早めに行こう、と常々思っていたのだが、どうしても8月のはしりの時期には行きそびれてしまう。
福岡のころは近くに松林があって、8月のキノコも採れたから良かったなぁ…
こっちはまず砂浜海岸にお目にかかれないから。。


一人で車に乗るときは2,3キロ程度しか運転したことがなかったので近場にしようと思ったが、ここらで慣れておかないと、助手席に愛しのあの娘を乗っけて旅行!みたいなことになったとき困るんじゃ…みたいな強迫観念に駈られたので遠出することに決定。


あ、ちなみに助手席には今はKOTOKOのポスターを置いております。
だってほら、一人で死ぬの嫌やん?


場所は丹沢の入り口、厚木街道なんかを利用して50キロくらい…かな?
16号も街道も混むかなぁと思っていたが見事に当たり、2時間ほどかかってしまった。
あとUターンしたときに縁石にケツ擦ったかも。かーこん。。


着いてすぐにたくさんのドクツルタケに出迎えられる。
こいつら可愛い顔してすんげぇ猛毒。
1本でオトナ2人くらい余裕であぼーんできます。
それがもう見渡す限りみたいなカンジで。
なに、オレ山の神様に嫌われてる?


そんなでもしばらく歩くとタマゴタケがにょきにょきと生えていたり、変なキクラゲが生えてたり、去年僕を苦しめたニガイグチモドキが山のようにお辞儀してたり、かさの直径が20センチオーバーのシロオニタケがいたりと、こんなに生えてるの見るのは何年ぶりだ?って位に生えててくれて、来た甲斐があったなぁ…と思った。


珍しいものも見つけた。
採集はおろか見るのも初めてなオオゴムタケ、それから寄生菌の一種タケリタケ。
オオゴムタケは中がゼリー状で、黒蜜なんかで食べると美味しいと聞きます。帰ったらやってみよう。
タケリタケって言うのは、イグチやツルタケみたいな別種のキノコの幼菌に取り付く寄生種なんだけど、それに寄生された菌がおっきおっきしてるち○こにとてもそっくり。
そしてつけられた名前が「猛り茸」(マジ話)。


タマゴタケを少しとオオゴムタケを採取して帰ろうとするも、道に迷ってホントに丹沢に突っ込んでしまいそうになった。
もうちょっとで遭難ですよ…


そして帰りは夜かつ雨。
初心者には最悪なコンディションの中、一生分の運を使い果たすカンジで帰ってこれたのでした。
道すがらの全ての道祖神に心からの感謝。。


タマゴタケはオムレツに。
濃厚な味わいがとても美味しいです。これは他の菌じゃ真似出来ねぇ。
オオゴムタケは湯通しして水に晒し、甘い蜜をかけて食べる。
う〜んと、どっかで似たのを食べた気がする…あ、愛玉子だ!台湾の。