今日はちょっとシンクタンクをやってきた。
というのは、僕の学科のクラスにコスプレイヤーの友達がいるのだが、その子のお父様にお誘いを受けて、とあるフィギュア製作会社を訪問する、というイベントが有ったのだ。
「若い人の意見をききたい」とのことだったのだが、こんな半端ものがオタク代表を名乗って良いのか、ぶっちゃけひめはぎさんに頼んだ方がよかったんじゃ無かろうかなどと思いながら、友達と二人待ち合わせ場所に向かった。


訪問先でも「こちらが研究会連合で代表をされているwackyさん。今後の新規マーケティングに参考になる話をしていただけるのではないかと…」みたいに紹介されて、緊張がいやがおうにも高まってしまう。
もちろん研連としての意見ではなく、一オタクとしての意見を述べるように心がけた。


始まってしばらくは、キャラクターの版権や外国での販売の話、技術のプロモーションなどが主な議題だったため、何も言うことがなくボンヤリしていた。
しかし、その後実際に作っている所を見せてもらったのだが、そのハイテクっぷりや精巧さにはただ舌を巻くばかりであった。
一番驚いたのは、ペンの様な装置を操ると、パソコンの画面のなかにある粘土が成型されていき、しかもとてもリアルな削る抵抗を手に感じるというもの。
刃先が粘土にめり込んだり、引き抜いたりする感覚までしっかりと感じるのだ。
その他にも平面の画像からリアルな3Dモデルを造形する装置など、およそ常識からかけはなれたウルトラ装置ばかりで面白かった。


全てのスキルに於いて、特にリアルな像をつくる力は抜きんでており、僕ら2人はこの技術で例えばスポーツ選手や芸能人などのフィギュアで新たな客層を開発したり、カリスマメイドやコスプレアイドルみたいな「2.5次元」のフィギュアをつくってみたらどうか、みたいな意見を展開してみた。
メイドフィギュアに関しては、あちらの方も可能性を見い出しつつ有ったらしく、話が盛り上がって面白かった。


終わりに、今後も意見を言ったり、コミケなどいろいろ参考になりそうな場所を色々案内してくれないかと言われたので快く了承したら、おみやげにと仮面ライダー555のリアルフィギュア(ヒョシんとこにあったみたいなやつ)を頂いてしまった。
コレはマジで嬉しい。


今年になってからこんな風に企業のかたとお会いする機会が増え、軽いはずだった肩書きにどんどん重みが付いていくようだ。
責任は負わなくてはならないけど、でもなかなか悪くない。