地下2階の研究書庫で、見上げるほどの本棚に埋もれながらゆるやかに腰を下ろして溜め息をつく。 何も悩みがあるわけじゃなくて、こうするとなんか自分が本の虫になったみたいで気持ちいいのだ。 新刊古本とりまぜられた独特の匂いと、ごちゃっとした背表紙…
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