この時期は無意識にテレ朝を避けたチャンネル選びをしてしまうことが多い(そもそもサッカー中継の時ぐらいしか見ないという説もある)が、他のチャンネルで「あの大戦を再検証!」みたいのばかり見ててもあまりいい感じはしない。
最近はその手の番組に母親が当てられてしまった様で、あまりよろしくない状態が続いている。
僕の棚に置いてあるゴーマニズム宣言を盗み読んでるみたいだし…


昨日もいきなり「日本海を『東海』って呼ぶのが世界的に通用してきているらしい!」なんて憤慨しだしたので、先のIHOの呼称変更宣言の撤回の話や世界のどのような地図がどちらの呼称を用いている(或いは併用している)かなどを調べてプリントアウトし、こんこんと説明するはめになった。
こんな形で塾講のキャリアが役立つとは…


テレビの出演者たちも、右も左も関係なくみんな自分の意見振り回して恫喝してばかりで、歴史的に無知なところがバレバレで見てらんない。


うちの母の様に、知識もないままに怒りにかられて自分の意見を人に押し付けるのが一番良くないってことにそろそろみんな気付いてもいいんじゃないかと思う。
中国の反日デモも参加した人は地方の人ばかりで、都市の知識層は冷静に流していたというではないか。(人々の『無知』を戦略的に利用することの是非についてはここでは触れないことにする)


無知は乃ち罪となるわけではないが、下地のない意見を聞かされるのがどれだけ時間の無駄か、いつか思い知らせてやりたいものだ。


有り難いことに母は昔教師をやっていたこともあって脳味噌が柔らかく、こちらの説明を十分に理解することが出来るので、一つ一つちゃんと説明してまた素直な頭で再考してもらえるようにしたい。
僕の意見が必ず正しいなんてことはないのだから、事実を正しく伝えることだけを留意しなければならないなぁと思う。