作品に倫理的に問題があるかどうか、上映を許可するかどうかは、基本的にその時の評議員の判断に委ねられます。
そこには明確な基準は無いため、「ここから下はアウト」みたいなラインを設定するのは難しいです。


だけどまぁ、これまでの評議の記録や過去の上映作品をかんがみて、大まかな目安のラインを定めることは出来そうなので、参考になるか分からないケドちょっとまとめてみようと思います。


1.何のさし障りもなく上映許可が出ると思われるもの
・えっちなシーン、下品なシーンがないもの
・ち○ことかう○ことか、子供向けのギャグ程度のもの
・パロディが無い、或いは2、3個までのもの


2.文句をつけられる可能性があるが、結果的に上映出来る、または僕の詭弁で押しきれると思われるもの
・ややシモ度が高いが、描写が直接的でない(行為に及んでいない、特殊性癖的な要素を含んでいないなど)もの
・本当にえっちな意味ではないギャグ要素のモザイク処理
・パロディ色が強いもの


3.注文がつく可能性が高く、修正を命じられる可能性がある、場合によっては上映不許可となるもの
・明暗の差が激しいもの、色彩が急激に変化するもの
・既存の動画のトレース(実写も含む)


4.上映が許可されない可能性が高いもの
・既存の動画の流用
・個人的な宣伝(コミケ、即売会等)が含まれるもの
・その他、上記の範囲外で常識の範疇を逸脱したもの


といったカンジでしょうか。
「なんか抽象的でよく分からんなぁ…」というのはカンベンしてください。僕もわかっとらんとよ。
「出来るだけ上映する」というのが基本スタンスなので、よっぽどのことがない限り上映されるとは思いますが、とくに3、4には注意しておいて欲しいと思います。
具体例で言うと、2ではしま○まはちっと危なかったし、3では最○映画館2のシルエットのシーンは評議にかけられました。デムパもポケモンショックの惧れを指摘されました。
あと意外と暴力シーンへの制約はないです。死のうが殺そうが基本的には大丈夫といえるかと(もちろん限度はありますよ)


まあ結局不安だったら僕とかヤマワキに聞くのが早いのですが、一応目安をあげておきます。
将来監督をやる人は理解しておいてくれると助かります。