その2

もちろんいいことばかりではなく、反省点はかなりあると思う。
そのなかでも特に、試写のモラルハザード的な傾向についてはもう一度考え直されなくてはならないだろう。


研連は「できるだけ流す」を基本的方針としており、そのために「完全にクロ」でなければ上映されてしまうという傾向がある。
最近それはより強くなってきており、それに比例してアンケートで批判されることも多くなってきたようだ。


もちろんいまのスタンスを変える必要はないが、審議が評議にゆだねられる以上、全部通してしまっていては試写という行為が意味を成さない。
いまここでもう一度、パクリはどこまでOKなのか、どのラインまでなら倫理的に問題ないかなどのことを、評議員一人ひとりが確認していく必要があるなぁと思う。